残業後、22時に駆け込んだインドカレー屋
お客さんは私以外に一組だけです
静まりかえった店内で2人の話し声がよく聞こえます
どうやら上司が転職する部下を引き留めようとしているようです
「その業界はやめとけって。努力しても報われない世界だよ。能力あるとか関係ないんだから」
「そうなんですね」
「上司同僚もどんな人がいるかわからんよ?おかしい人はいっぱいいるからね」
「不安はあるといえばありますが、でもやってみたいなって」
「もったいないよ、ここまで評価されて経験積んできたのに。〇〇さんもショック受けてるよ」
「はい。自分でもそう思ってはいるんですけど」
などなど押し問答の会話が続いています
私もこの数年、本当に仲の良い同僚がどんどん転職していったので、
言ったことはないにせよ、上司の気持ちが、痛いほどに、わかります。
でもこうして客観的に上司の発言を聞くと、
「いいじゃない。やりたいならやってみたらいいじゃない。やらせてあげなよ」
とシンプルに思いました
小一時間ほどそんな会話が続いていましたが、最後に上司が言いました
「もう何も言わん。何か言ってももう気持ちは変わらないんでしょ?俺は言いたいだけのことは言った。ただ、もったいないと思うけど」
「ありがとうございます」
と、部下のほっとした声がしました
偶然にも、仲の良い同僚がまた1人、転職をすると報告してきたばかりのできごとでした
まさに上司が言っていたようなことが頭の中でぐるぐるしていました。そんな自分を客観的に見れた気がしました
いいじゃない。やりたいなら、やってみたらいいじゃない。
転職する君の新しい旅路に幸あれ!
